その後、ジャンク編
デル様はこの町に来る途中で人間になった。
デル様「だって、ジャンク様と同じ時間(とき)を
生きたいのですもの・・・」
ある日、
ジャンク「ん?どうした」
デル様「ジャンク様!この子が表に・・・・」
ジャンク「野良犬か・・・」
デル様「ジャンク様、この子がクンクン泣くんですの。
お腹が空いているのでしょうか?お世話をしても・・・・」
ジャンク「いいけど・・・・ソレ、飼うの?」
デル様「ダ、ダメでしょうか・・・・」しゅん
ジャンク「えっ・・・、いや〜ダメじゃないけど」
ジャンク「・・・・・・・」
いつの間にか猫も飼う事になり、
何も言えないジャンクであった・・・。
翌朝
デル様「ジャンク様、待っててくださいね!
今すぐゴハンの用意をしますわ!」
ジャンク「う、うん・・・・
(・・・・この間までバンパイアだったけど、
人間のメシなんて作れんのかな・・・?)
デル様「(ジャンク様が作るのを見てたけど、
これで合ってるのでしょうか・・・)」
デル様「・・・ボソ・・・し・・・心配ですわ・・・」
ジャンク「(今、小声で心配って言ったよな・・・)」
ジャンク「(だ、大丈夫かなぁ・・・・)」
そして、コンロから黒い煙が出た。
デル様「きゃ〜、ゴホッ・・・
なっ、なんですの、この臭いは・・・!?」
デル様「こ、焦がしてしまいましたわ!
これは食べても大丈夫なんでしょうか?」
ジャンク「まぁ、食べれない事はないよ」
デル様「ジャンク様・・・」
焦がしたワッフルをモクモクと食べるジャンク
近所では、奥さんたちの井戸端会議が開かれていた。
そこへ、デル様が近づく・・・
デル様「あら、あそこに居るのは隣の家の人ですわ!」
「ホントよ〜、ありえないわよね〜」
デル様「ごきげんよう!」
「ん?」
奥さん「あら、ビスさん家の奥さん!」
デル様「えっ!お、奥さん!?」
「あら、違うの?」
デル様「い、いえ、奥さんですわ!ワタクシ、奥さんです!!」
「??」
「いいわね〜、新婚でしょ?うらやましいわ〜♪子供は?」
デル様「こ、子供?」
「あら、子供いないの?子供は早い方がいいわよ〜」
「私なんか結婚8年目にしてやっとよ〜?
8年目ともなると、もうダンナを愛してるのかもわからないから
子供作るのは大変よ!」
「私なんかこの歳でまさか三人目を産む事になるなんてね」
「ヤーダ、奥さんまだ若いわよ〜!
あと二人はイケるんじゃないの〜?」
「やだぁ〜、アハハハハハ!」
デル様「(子共かぁ〜・・・)」
デル様「ジャンク様との子・・・・・」
デル様「ほ、欲しいですわ・・・!」
「ウフフフ♪」
「あははは♪」
デル様「帰ってジャンク様に聞いてみましょう」
レティ「クゥ〜ン」
デル様「ジャンク様、お話がありますの」
ジャンク「ん、なんだ?」
ジャンク「えっ・・・・!!?」
ジャンクは驚きのあまり、レティ(犬)を落としそうになった。
デル様「ジャンク様との子供が欲しいのですわ!」
ジャンク「あぁ〜、えっと・・・俺、仕事に行かなくちゃ〜・・・」
デル様「ジャンク様!いつも仕事仕事って、
まだ一回も一緒に寝てくれないじゃありませんか!」
「ワタクシより、幽霊とのデートの方がよろしいの!?」
ジャンク「そ、そうゆうワケでは・・・」
デル様「なら、一緒に寝てくださいませ!
ワタクシたち、夫婦ですのよ!!」
ジャンク「う・・・」
デル様「今日こそは一緒に寝てくださいませ!」
ジャンク「い、一緒に・・・寝んの?」
デル様「はい!!」
デル様「(あ、諦めませんわよ!!)」
「(絶対、ジャンク様との子供を作ってみせますわ!!)」
デル様は手を強く握り締め、固く決意をした・・・。
デル様「とはいうものの、どうしましょう・・・」
「ジャンク様ったら、仕事に行くと朝まで帰ってこないのですよね・・・」
デル様「ふぅ・・・やはりワタクシが
なんとかその気にさせないとダメなのでしょうか・・・」
デル様「う〜ん・・・色気ないのかな〜・・・」
「もっと胸の空いてる服の方がいいのでしょうか・・・」
サミー「にゃ〜」
デル様「なんですの、サミー。ワタクシ、考え事を
しているのよ!」
「ふむふむ・・・昨日赤ちゃんが産まれた?
どうやって相手の方を説得したのか知りたいですわ!」
ジャンク「そんなに欲しいのかな・・・・?」
サミー「にゃ〜(早く作りなさいよ!
もどかしいったらありゃしないわ、この二人・・・)」
翌朝
デル様「あら、ジャンク様」
デル様「ワタクシ、デイケアという仕事をする事にしましたの」
ジャンク「デイケア・・・」
デル様「ジャンク様、そちらのシンシアちゃんのお世話を
お願いしますわ!」
ジャンク「え・・・・」
ジャンク「なんで俺が・・・・(この子、女の子だったのか・・・
髪がないからわからな・・・)」
シンシア「うぎゃあぁぁ!!」
ジャンク「うおっ、なんだなんだ??」
ジャンクは今日一日、シンシアちゃんの面倒を見させられ
子供の世話がいかに大変かを思い知った。
ジャンク「ふぅ〜・・・、なんか疲れるな・・・」
デル様「ジャンク様、ありがとうございます♪」
デル様「どうですか?可愛いでしょう?」
ジャンク「ん?あぁ・・・」
デル様「ワタクシとジャンク様の子供だったら、
もっと可愛いですわよ♪」
デル様「ね!欲しくなりましたでしょう?」
ジャンク「そ、そうだな・・・」
デル様「えっ!ホ、ホントですか!?」
ジャンク「でも、この仕事続けるつもりなら
子供作る所じゃないぞ」
デル様「え・・・・」
その夜、子供達の親が子供を迎えにきた。
「ブラッキィさん、うちの子のお世話ありがとうね!」
デル様「連れて帰ってしまうのね・・・」
デル様「ジャンク様ぁ〜〜〜!!」バタバタッ
ジャンク「ん?」
デル様「やっぱり、ワタクシ子供が欲しいですわ!!」
「なので、このお仕事は今日で辞めます!」
「だから、ワタクシ達の子供
作りましょう〜〜〜〜〜!!」ガバッ
そして、二人は寝室へとやってきた。
文章力がないのでウフフは省略します。
この時、効果音にバグが発生しており、
妊娠できたかわからなかったので、3回はしちゃいました・・・。
数日後の夜、
朝、
デル様「ワタクシの身体が、なんだかおかしいんですの・・・」
ジャンク「大丈夫か?もう少し寝ててもいいぞ?」
デル様「いいえ、これは・・・・
ワタクシ、妊娠したみたいですわ!」
ジャンク「えっ!ほ、ホントに!?やったなぁ!」
デル様「はい♪やりましたわ!」