２７ 破局編

シルバがたまたま気晴らしに公園に来てみたら、
ジェミーがいた・・・・

ジェミー「ちょっと！なんでアンタがここにいるのよっ！」

シルバ「わっ、ジ、ジェミー・・・！」

ジェミー「言ったわよね、アンタの顔なんて
　　　　　見たくないって！！」

シルバ「そんな事言ったって会っちゃうんだから
　　　　しょうがないじゃないかぁ〜」

シルバ「浮気の事は謝ってるじゃないか、ごめんって〜」

ジェミー「やめてっ！」

ジェミー「もう謝られるのはうんざりなのよ」

シルバ「じゃあ何て言えばいいんだよぉ〜」

ジェミー「しらない、自分で考えなさいッ」

シルバ「ジェミー、僕たちまだ恋人だよね」

ジェミー「そんなワケないじゃない」
シルバ「え・・・・」

ジェミー「アンタが浮気した時点で私達は終わったのよ」

シルバ「ご、ごめんなさいジェミーさん、
　　　　もうホントに浮気しないから許して！」

ジェミー「今すぐにアンタを殺してやりたいけど、
　　　　　私の人生がもったいないから止めてあげるわ」

シルバ「もうホントに・・・・
　　　　ホントに浮気しないから・・・！」

ジェミー「やめてよ、もう聞き飽きたわっ」
シルバ「ジェミーさん！」

ジェミー「もううんざりだって言ったでしょ、
　　　　　アンタに費やした時間を返してもらいたい位だわっ」

ジェミー「アンタには浮気なんて習慣なんでしょうけどね、
　　　　　私にもガマンの限界ってものがあるの」

ジェミー「あら、思い出したらアンタを殴りたくなって
　　　　　きちゃったわ！
　　　　　私のサンドバックになってくれるなら、
　　　　　もう一度付き合ってあげてもいいわよ？」

シルバ「ジ、ジェミー〜・・・」

シルバ「あ〜、どうすれば許してくれるんだよ〜
　　　　ジェミー・・・」

ジェミー「だからサンドバックになるなら
　　　　　許してあげてもいいわよ！
　　　　　半殺しだけどね」

シルバ「ガワーン・・・」

ジェミー「さぁどうする？
　　　　　サンドバックになるか、半殺しに遭う前に
　　　　　私から逃げるか・・・どっちにする？」

シルバ「・・・・・・・ホ、ホントに？
　　　　ジェミーは僕と別れて平気なの？」

ジェミー「えぇ、平気よ！」

ジェミー「私、今度はちゃんと私の事だけを想って
　　　　　大切にしてくれる人と付き合うわ！」

シルバ「ジェミー・・・、
　　　　僕は君を大切にしたいと思っているよ」

ジェミー「アナタのはただの自己満足よ、
　　　　　私の事なんてホントはどうでもいいと思っているのよ」

ジェミー「アナタは自分の事だけ・・・・
　　　　　私の事を想っているようで、
　　　　　本当は自分しか見ていないの・・・」

シルバ「ジェミー・・・」

シルバ「ジェミー、本当にごめん！
　　　　僕はジェミーと別れたくないんだ！」

シルバ「もう本当にジェミーだけを愛すから！」

ジェミー「あら、それじゃ浮気した女達も愛していたって
　　　　　事よね？
　　　　　今でもまだ続いているのかしら？」

シルバ「ち、違うよ・・・
　　　　愛してるのはジェミーだけだ・・・・
　　　　今だって、これからだってそうさぁ〜！」

ジェミー「絶対ウソ！私、もうアナタを信じないから！」

ジェミー「今まで何回裏切られたと思っているの？
　　　　　少しは私の気持ちも考えなさいよ！」

ジェミー「また傷つくのはイヤなの・・・・
　　　　　だから別れて・・・」

シルバ「ジェミー、僕もうジェミーを泣かせないよ！
　　　　だからもう泣かないで・・・！」

ジェミー「泣かせてるのはアナタじゃない・・・」

シルバ「だからもう泣かせたりしないよ！
　　　　神様に誓うから・・・！」

ジェミー「神様なんて私は信じないもん・・・・」
シルバ「ジェミー、僕がジェミーの神様になるよ！」

ジェミー「なおさら信じられないわ・・・・」

シルバ「ジェミー・・・」
ジェミー「ちょっとヤダッ、触らないで！」

シルバ「え〜！」
ジェミー「他の女を抱いた手で触らないでちょうだいッ！」

シルバ「だ、抱いてないよ！
　　　　浮気って言ったってキスまでしかしてくれない・・・・」

シルバ「あ、いや・・・・キスまでしかしてないって！！」

ジェミー「信じられないって言ったわ！」

シルバ「いや、コレは本当・・・・」
ジェミー「コレは？」
シルバ「あ、いえ・・・・浮気もしません・・・
　　　　本当です・・・」
　　　　　

ジェミー「ウソよっ！！」

シルバ「ホ、本当です！本当です！」
ジェミー「絶対ウソ！」
シルバ「神様に誓います〜！！」

コレが延々と続き、
夜になってもまだ続いていた・・・・

シルバ「本当に浮気しませんッ！
　　　　次浮気したら本当に別れるから、
　　　　最後のチャンスを下さい！！」

ジェミー「本当に？」
シルバ「う、うん！本当です！」

ジェミー「ダメ〜！ブーッ」

ジェミー「チャンスなんかありません！」

シルバ「えぇ〜・・・
　　　　そんな事言わないでさぁ〜」

ジェミー「ダメったらダメ〜〜〜〜！！
　　　　　もうおしまいっ！」

シルバ「ジェミー・・・」

ジェミー「もうダメッ！おしまいなの！
　　　　　これ以上何か言ったら本当に殴るわよ！」

シルバ「ジェミー、落ち着いて・・・！」
ジェミー「あ〜もうダメ！もう限界ッ！！」

ジェミー「もう限界アターーーック！！」

ドバシンッ

シルバ「あんぎゃあ〜〜〜〜〜ッ」

シルバ「あぅあぅ・・・・」

ジェミー「もうコレでわかった？」

シルバ「うぅ・・・、ホ、本当にもうおしまい？
　　　　もう僕たちやり直せないの？」
ジェミー「そうよ・・・・」

ジェミー「さよならっ！
　　　　　もう街で会っても話しかけないでね」ダッ

シルバ「・・・・・・・」

シルバ「そんな・・・・・
　　　　ジェミー〜・・・・・」

シルバ「ジェミー・・・」

シルバ「僕、ジェミーと別れたら生きて
　　　　いけないよぉ〜・・・」

バタッ

エルスベス「ママ、ママの浮気相手が
　　　　　　本命の彼女に振られちゃったよ」

レディ「わ、私のせいじゃないわよ？
　　　　私は浮気してないもん」

シルバ「ＺＺｚｚｚ・・・」

おまけ

ジェミー「今、どさくさに私の胸触ろうとしたわね！？」

シルバ「ち、違う！誤解だよっ！
　　　　触ろうとなんてしてないよ！！」
ジェミー「嘘おっしゃいッ！」
シルバ「ウソじゃないよぉ〜〜」