1 出会い編



―――ブリッジ・ポートの街―――




















パッチ「お前、いい加減にしてくんない?」

パッチ「いつまで俺につきまとうつもりなのよ?」



パッチ「俺は静かな日々を送りたいの!」

パッチ「毎日毎日喧嘩仕掛けてくんなよっ!」




彼の名はドン・パッチ



毎夜毎夜、ガラクタ集めに出かけた帰りに


ジャンク・ビスという謎の男につきまとわれていたのだった





ジャンク「お前がここらじゃ一番強いって噂だからだ・・・」

パッチ「誰だ、んな事言ってるヤツはっ!!
    頼むから俺の事はほっといてくれ!」






ジャンク「これ以上つきまとわれたくなかったら・・・」

ジャンク「俺を殺せ・・・・・・・!」







パッチ「な、なんと!その手が・・・・って」

パッチ「バカヤロッ!俺は人殺しなんかしたくないのっ!
    死にてーなら、独りで!
    人の迷惑にならん所で勝手にやってくれ!」











???「死にたくなぁいよ〜〜〜〜〜」







パッチ「そう、死にたく・・・・・ん?」








パッチ「うおっ、なんだコイツ」

???「う〜ん・・・ムニャムニャ・・・」





「・・・ジェミー〜・・別れたくないよぉ〜・・・・」

「別れたら死んじゃうよ〜〜〜・・・・・・」




パッチ「・・・・・・・・」


ジャンク「・・・・・・・・」






???「うぅ〜・・・へくしょっ・・・
    さぶ・・・・固いな〜ココ・・・・・」







???「あれ、ダレ君たち?」」

パッチ「そりゃコッチのセリフだっての」






???「僕?僕は・・・・」





「うっ・・・うぅ・・・僕は・・・」

「僕はバカな男さ・・・フフ・・・フ・・」





「僕なんて生きる価値のない人間さ・・・」

「うぅ、ジェミー・・・僕がバカだったよ
もぅいいんだ・・・僕はココで死ぬ・・・・グスグス」」








パッチ「・・・・うぜぇなコイツ」

ジャンク「・・・・・腹へった」



パッチ「・・・・・・・」






パッチ「あーもぅ、こんなトコで寝たら風邪引くだろ!」

パッチ「しゃーねぇな〜!
    とりあえず俺ん家すぐソコだから来いよ」」








ムクリ




パッチ「あ、お前も来いよ」

パッチ「毎晩狙われんのもイヤだからよ」


ジャンク「・・・・・・わかった」




ヘプシュッ

「う〜ん・・・グシグシ」

















パッチ「まぁ、ちっとばかし三人じゃ狭いだろーけどよ
    寝るだけなら十分だろ」

???「ふ〜ん、安いアパートだね」
パッチ「・・・うるせーよ」





パッチ「ベットは一つしかねーから
    後はソファで寝るかしてくれ」」

ジャンク「・・・・・・」




ジャンク「じゃあ俺ソファで寝るわ・・・」

パッチ「あぁ、適当に寝てくれ・・・ふあぁぁ〜」


???「じゃあ僕は・・・」





「ココで・・・・」



バタッ



パッチ「・・・・・うん、まぁいーや」







「あーやっと寝れる」

「ったく、今日はめんどーな事ばかりだったぜ・・・」




「まぁ二人とも朝になれば勝手に出てってくれんだろ・・・」

「さ、寝よ寝よ」」





ZZZzzzz〜・・・・・









そして、その日から



三人の共同生活が始まった・・・・








パッチ「出てかねーのかよ・・・・」