第十四話「リフリー誕生」

「母さん、妊娠したってホント?」

「そうなのよ!
アッサム、この子が産まれたら面倒見てあげてね♪」


「うん・・・・」




「お母さん、僕お腹触ってもいい?」


「いいわよ♪ほらっ」

「へぇ〜・・・・この中に赤ちゃんがいるのか〜」



「フフフ♪アルちゃんは妹か弟、どっちがいい?」

「え〜、どっちでもいいけど、やっぱ弟がいいかな〜」


「うふふ♪」














そして、生まれたのは女の子だった。
名前はリフリー・ハレー

祝いの音楽を奏でてくれるのは、意外にもプレジャを誘拐した
三人組のキリーだったという・・・・




「リフリーちゃぁ〜ん♪」

「バブ〜」



「うわっ、ちっちぇ〜・・・・」
「だぁだぁ」

「かわいいな〜」



「アッサムお兄ちゃんだよぉ〜・・・・・なんて、
自分で言っててキモイな俺・・・・」

「ばぶ〜」



「おっ、お前もそう思ったのか?コノヤロ〜♪」

「キャハハハ」



「だぁだぁ〜」

「ん〜、マジでカワイイなぁ〜〜」


「ばぶ〜」




「うちの女共みたいな生意気で図々しい娘にはなるなよ〜?」

「あう〜」




「よしよし、じゃあ飲ませてやる♪」

「・・・・・・アンタ、聞こえてんのよ!」












そして、リフリーは誕生日を迎えた。

「リフリー、おめでとう!」


「パフパフ」








「チェッ、なんだよリフリーリフリーってさ・・・・」

「僕の方がカワイイもん・・・・」




アールグレイは、妹のリフリーに対して嫉妬をしていた。














「ZZzzz・・・・」




「・・・なんで妹なんだよ。
弟が欲しかったのにさぁ〜」

「ノンキに寝ちゃって・・・・」


















「アルくーん!」

「あ、ポップ」





「ねぇ、アルくんのお母さん赤ちゃん産まれたんだって?」

「あぁ、その話か・・・」



「ねぇねぇ、産まれたの妹?それとも弟?」

「女・・・・」








「あ、妹なんだ〜いいなぁ〜」

「アルくん、お兄ちゃんになったんだ〜」


「ポップもお姉ちゃんだろ?」



「お姉ちゃんって言っても、双子だもん」

「あたしが先に生まれただけだし・・・」



「ね、妹かわいい?」

「憎らしいほどに・・・・」


「?」


















「・・・・・・・・・・」






「なんで誰もいないんだよ〜
・・・・もう、しょうがないなぁ〜」

アールグレイはぶつぶつ言いながらも、
妹のリフリーと遊んであげたのだった・・・。